カラーシャの谷・晶子便り

パキスタン北西辺境州の谷に住むカラーシャ族と暮らすわだ晶子の現地報告。

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バラングルー村滞在記 (静江)

今回と次回は、カラーシャ谷の周囲のトレッキング情報を、山歩き大好き人間の静江さんに紹介してもらいます。(わだ)

1)ハイキングのすすめ
 わたしの一番の楽しみは、付近のハイキング。なにしろ谷底にあるバラングルー村自体が標高2000mはあるそうで、半日から一泊、二泊・・・と、荒削りなヒンドゥークシ山脈が眺められるハイキングに恵まれた所だ。おまけにハイキングをすると、村にいるだけでは分からないカラーシャの暮らしぶりの一面にもふれることができるのも大きな魅力。今までにわたしが行ったことがある、ルンブール谷のバラングルー村を起点としたコースを紹介したい。
 なお、カラーシャには、彼らの世界観にもとづく生活上や行動上のルールが張り巡らされていて、わたしたちには思いも寄らぬことばかりだ。カラーシャの生活の中に入り込ませてもらうことになるので、十分気をつけたい。そのためには、信頼できるカラーシャと相談して計画を練り、必ずカラーシャのガイドを雇うようにしたい。また、コース及び状況によっては、チトラル警察署や国境警察所への届け出を求められることがあった。

●夏の耕作地を訪ねる2コース
 5月半ばの春祭りが終わり、山羊が高地に上げられると、女性たちも畑仕事のために上流の耕作地に移り住めるようになる。朝早く支流沿いを登り、日中いっぱい耕作地の木陰でのんびり昼寝やおしゃべり、たっぷりと眺めを楽しんで、夕方に下ってきた。適期:5月下旬~10月。日帰り。
●眺望を楽しむ3コース
 支流の上部にある夏の耕作地からさらに小尾根を登り、尾根上の頂上へ。眼下にはルンブール谷。チトラル方面、夏の放牧地方や隣のカラーシャの住む隣のムンムレット谷方面、さらにはアフガン国境方面まで見渡した。適期:5月下旬~10月。日帰り~一泊。
●山羊の夏の放牧地を訪ねる3コース
 放牧始めは、低地からカラーシャの女性たちも子山羊の面倒を見ながら男たちと一緒に高地に連れて行く。7月頃、さらに高い放牧地(標高3500mぐらいか?)に移動させる。四季折々に行われるさまざまな祭りや儀礼で重要な役割を担う山羊。一度は訪ねるとよい。適期:6月~10月中旬。一泊~二泊。
●その他のコース
 峠を2つ越えてとなりのムンムレット谷バトリック村へ。途中、アチョアガーという夏の耕作地の民家で一泊させてもらった。
 ムンムレット谷からバウックチャットへ行き、アチョアガーからルンブール谷側へ下山。途中、テントやカラーシャの夏の耕作地の民家で計4泊。

次回6月のブログでは、
2)『カラーシャグロムコーン』へのハイキング記
をお届けします。
IMGP1900.jpg

 写真:カラーシャグロム・コーンに登る途中、眼下にルンブール谷を見下ろす。

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