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カラーシャの谷・晶子便り

パキスタン北西辺境州の谷に住むカラーシャ族と暮らすわだ晶子の現地報告。

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予定通りには行かないもの

09年10月18日
 10月15日に谷を出てチトラールの町へ、帰国の途につく。
 パキスタンの治安悪化でツーリストも来ず、オーナーも子供たちの教育のためにペシャワールへ行ってしまったので、以前は大使や国会議員などのVIPが宿泊していた高級ホテル、マウンテン・インも荒れてしまって、普通の部屋は客が泊まった後に掃除もしてなくて汚れている。スイートルームの一つが人が使った形跡がなかったので、安くしてもらってそこに泊まることにする。しかし長い間人が入ってないので、机やテーブルは埃で白くなっている。それを指摘すると、ボーイが自分の手のひらで埃を拭き始める始末。伝統家具や絨毯を置いたスイートは、きちんとメンテナンスをすればとても雰囲気のあるいい空間なのに残念だ。パキスタンではめずらしい木製のスライド方式の窓は、なんと鍵がかからない!鍵自体がないのだ。ホテルの番人に言うと、「網があるから大丈夫」との返事。「でも網なんかナイフですぐ破れるでしょう」と言い返すと、「チトラールではそういうことをする人はいない」で終わり。端の部屋だから、その気になれば簡単に討ち入りできると思うと、せっかくのスイートもビターになってしまう。おまけに停電がひんぱんにあり、ランプを頼むと、カラーシャの家にあるようなガラスが曇ったぼろランプを持ってくる。停電が終わってしばらくしたら、寝室の蛍光灯が黒くなって切れてしまい、まだ8時半なのに暇つぶしの読書もあきらめて寝るしかない。
 翌日、「早くチトラールを出るぞ」と意気込んで空港に行き、1番でチェックインした。しかし女性専用の待ち合い室で一人、待っても待っても飛行機は来ない。そして欠航のアナウンス。天気は悪くないのに欠航だ。見渡すと乗客が私を入れてたった7人だったし、ペシャワールからのフライトも乗客が少なかったので欠航になったのではないかと思う。だいたい、陸路が開いているこの時期は代金が高い飛行機を利用する人は少ないのだから、毎日飛ばさずに1日おきにするなり、前もってスケジュール調整をすればいいではないか。PIAは少しでも良くしようという意欲がまったくない。
 「欠航」をアナウンスし、搭乗券を回収したら、PIAのスタッフたちは空港ビルからあっという間にいなくなり、私とパンジャブ人3人が空港の駐車場に残された。パンジャブのビジネスマンたちは携帯電話でジープを呼び、行ってしまい。(私にも乗るかきいてくれたが、座る場所がなかったので断った)駐車していたただ一台の車の運転手が戻って来るのを1時間ほど待つ。まあ、車があっただけでも良しとしなければならないだろう。      再びマウンテン・インに泊まる気がせずに、ティリチミール・ビュー・ホテルに行く。こちらは都会にあるホテルと同じ様式で掃除も行き届き、セキュリティもよろしい。もちろん値段も高い。そこからPIAオフィスまで切符の書き換えに行くのに延々と歩かねばならないのがたまにキズ。PIAはどうして欠航が分かった時点で空港でやってくれないのか。いつもPIAのサービスの悪さには腹が立つ。今回日本に帰国するときはPIAは絶対使ってやらないから!(最初から使わないつもりだったが)
 2日目のフライトは天候のために欠航(ちょっと曇りだっただけ)。3日目は日曜日で始めからフライトがなくて、4日目の月曜日に飛ぶことになったが、今の時点(日曜日の午後)で雲が広がり、小雨がぽつりぽつり。いやあな予感。最近の私の行いは悪くなかったと思うんだけど、運がないなあ。
IMG_3746.jpg
写真:アフガン難民の餃子売り

09年10月19日
 今日は飛行機が飛びました。今はイスラマバードのファジアの家です。
 ファジアはおとといの10月17日に、ジナー・パークで10校から生徒たちを集めて、100ヤードの長い「平和の布絵」のイベントを行い、テレビや新聞にも大きく取り上げられた。撮影ボランティアとして私を待っていたそうだが、フライトのキャンセルで手伝うことができず残念。

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