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カラーシャの谷・晶子便り

パキスタン北西辺境州の谷に住むカラーシャ族と暮らすわだ晶子の現地報告。

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キラン図書館についての報告会

09年11月28日
 九州、佐賀の親元に帰省してから一週間経った。高齢の両親に合わせた生活は、買い物と賄い以外にたいしてメリハリがなく、のろのろゆっくりだけど、ルンブール谷から来た私としてはやり易い。
 その逆だったバタバタあわただしかった東京の10日間滞在の中で、一つ、ブログに載せるべきだったイベントのことを忘れていたので、遅ればせながら、今、報告させてもらいます。

キラン図書館についての報告会
 ICLC(国際識字文化センター)は、ICLCP(パキスタン識字文化センター)と現地関係機関の協力を得て、2000年を皮切りに2007年までに、パキスタンの4つの都市、ラワルピンディ、ムルタン、ファイサルバード、ペシャワールにある青少年と女性の刑務所に、キラン・ライブラリーを設けました。キランとはウルドゥー語で太陽の光という意味です。
 パキスタンでは力のない青少年や女性に罪をきせるケースが非常に多く、刑務所には冤罪の囚人がたくさん収容されているとききます。また罪を犯したといっても、「バナナを店先から盗んだ」というような罪にならないようなケースもあります。一度刑務所に入れられると、権利を主張することもできず、囚われの身のまま大人になっていく、あるいは歳を取っていく。
 社会の一番難しい場所に押し込められたそういった人たちの、一筋の希望の光になるようにと、キラン・ライブラリー活動は始まったわけですが、識字のためだけではなく、心を癒してもらうための物語本、社会に出たときに役に立つためにの実用本も置いてあります。コンピューターを置いて、パソコン教室も行っています。
 このムルタン刑務所とファイサルバード刑務所のキラン・ライブラリー活動の中心人物である、ICLCPラホール地区責任者のタヒール・アヤーズ氏が、ちょうど来日中だったので、彼によってその報告会が開かれました。たまたま私も東京にいたので、バラングル村の多目的ホールで行っているキラン・ライブラリー活動の報告を静江さんと一緒にすることになりました。前々からお礼の挨拶をしたいと思っていました、キラン・ライブラリー活動に多大なる協力をしていただいた故鈴木東京外大教授の奥様も参加されました。
 報告会は、11月9日(月)、午後6時半から9時まで、青山にあるウイメンズ・プラザ会議室で行われ、タヒール氏の報告の後、ライブラリーの写真を見てから質疑応答。私は09年1月に制作したキラン・ライブラリー活動の映像を見てもらい、質疑応答をしました。
 報告会の後に、事務局の黒川さん(インド舞踊家、南インド文化の研究学者)と、インドネシアのアチューの3カ所で図書館を作ったという佐藤さん、静江さんの4人で食事をしながら話ができたのもよかった。

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写真:タヒール氏の報告の後、説明する田島伸二氏。
 
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