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カラーシャの谷・晶子便り

パキスタン北西辺境州の谷に住むカラーシャ族と暮らすわだ晶子の現地報告。

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5月7~8日ラホールにて

06年5月11日

 5月7日、夜8時(バンコク時間)出発のタイ航空便で、夜10時40分(パキスタン時間)にラホール空港に到着。ICLCパキスタン支部のタヒール氏が二人のお嬢ちゃんと共に出迎えてくれる。タヒール氏はムルタン女性刑務所とファイサラバードの少年刑務所のキラン・ライブラリーのICLC側の責任者でもある。彼に近況を尋ねると、「3月に覆面強盗に会い、買って間もない100万ルピー(200万円)の新しい車と携帯電話、現金8千ルピーを持っていかれて、気分が落ち込んでいる。保険には入っていたので、車の価格の8割は戻ってくるが、その手続きに時間と手間がやたらかかってまいっている」という。パキスタンも貧富の格差が広がる一方で、中流(の上)クラスのタヒール氏までが犯罪に遭うほどの状況になっているとは驚きである。
 タヒール氏の気の毒な話をききながら、CPC(Creative Papermaking Comittee)の仲間のヌザット女史の家に到着。ヌザットは炊込み御飯を作って待っていてくれたが、すでに夜中の12時になっていたので、食事は遠慮して、シャワーを浴びて寝る。しかし40度を越す暑さの中で、昼間に屋根からたっぷり直射日光を吸った2階の部屋で熟睡するのは難しく、寝返りを何度もうち、ベッドから落ちたりして朝を迎える。

 5月8日、ヌザットは私が作るオムレツがお気に入りなので、いつも朝食のオムレツ作りは私の役目。ナンとオムレツ、紅茶のゆっくり朝食の後、彼女の新しい紙製品を見せてもらう。
 最近、彼女が力を入れて取り組んでいる大型ランプシェードはとても素敵で、私も大きい部屋を持っていたら欲しいくらいだ。結婚記念や新築祝いの贈り物にもぴったりだと思うが、ハイクラスの知り合いは、結婚式に出席するための服にはびっくりするほど金をかけても、こういう渋いインテリア製品に対してはなかなか財布のひもが堅いらしい。
>20060531165503.jpg

  写真:ヌザット女史のランプシェード製品
 昼間、ムルタン女性刑務所とファイサラバード少年刑務所のキラン図書館の運営報告を、タヒールのオフィスできくことになっているが、印刷会社を経営している彼は、工場やら銀行やらあちこち周ってからオフィスにくるので、結局、始めは4時半、そして7時、8時とどんどん約束の時間が延ばされる。
 夜8時に彼のオフィスに行き、30分ほど待ってタヒール氏が現れたとたん停電となり、写真や書類を見ながらの報告をきくことはできなかった。彼は経営パートナーのザヒッド氏と共に、仕事の合間を見て、ウルドゥー・バザール(本関係の店が並ぶマーケット)に足を運び、キラン図書館に追加する書籍を買い集めているという。女性刑務所の方には、ミシン縫いのトレーニングを受けている受刑者たちに参考になるように、ファッション雑誌も買い求めたということだ。追って、コンピューターにインプットした報告書をICLC代表の田島氏と私にメールで送ると約束してもらう。


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