FC2ブログ

カラーシャの谷・晶子便り

パキスタン北西辺境州の谷に住むカラーシャ族と暮らすわだ晶子の現地報告。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ペシャワール・イスラマバードとんぼ帰り記



6月1日~2日
 静江さんとペシャワールへ。シュバ・バザールのローズ・ホテルにチェック・イン。40度の暑さと街のスモッグで外に出る気がしないが、ヘナを日本に送る用事があるので、リキシャでチョーク・ヤドガールに繰り出す。ヘナの荷造りのためにビニール袋、テープ、ひも、マジックペンなどを買い、両替屋で換金してから、ピープル・マンディのへナ卸屋さんへ。2~3年ぶりに来たので、店の作りも店員のおじさんも代わっている。でもすぐにペプシを出してくれて、愛想がいいのは同じだ。
 ヘナを日本の友人に送り、友人が知り合いに売り分け、そこから出る利益を折半したものがパキスタンに来てからの私の収入源である。輸出規制が厳しいので、一度に9キロの小包を2個送るのがせいぜいで、しかもこのところインドからのヘナが日本に出まわってきているので、そうどんどん売れるわけではない。それでも日本に帰国した時の滞在費になるので多いに助かっている。(もっとも弟家族や両親のところでの居候なので、帰国時の生活費はほとんどお世話になってる状態で、かかる費用は交通費と交際費が主だが。)
 夕食は、弁護士のカリッド・カーン氏とその友人、静江さんを誘って中華料理店で。カリッド・カーンさんは私たちが法廷結婚をした際に尽力してくれた昔からの友人である。今回はジャマット・カーンとの問題についての相談をする。
 
 翌朝は静江さんとハヤタバードにあるナショナル・ブック・ファウンデーションNWFP州本部に、ペシャワール刑務所のキラン・ライブラリーの進行についてきくためと、私のところのキラン・ライブラリーへの本を購入するためだ。刑務所のライブラリーの建物は州政府とICLCが半々の費用で建てているが、先日建築が始まったばかりなのに、もう3メートルもの高い壁が出来あがっているという。刑務所の中でたくさんの人手があるからと思われるが、一つの本棚ができるのにも長い時間がかかるルンブール谷と比べると少しうらやましくなる。
 うちのキラン・ライブラリーへの本選びがけっこう時間がかかり、(選ぶといってもウルドゥー語がわからないので、ファウンデーションのムラッド氏に選んでもらったものを、絵をみたり、内容をきいたりして最終選択するのだが。)子供用のウルドゥー語の本はたいていが表紙も中の紙もぺらぺらで、すぐ紙くずになってしまいそうなものだから、まずビニールでカバーを作るのが優先だ。
 午後、ペシャワール会の病院を訪ねる。会費を納めるためと、薬のことに関してききたいことがあったからだ。久しぶりに藤田さんにも会うことができ、病院のランチを御馳走になりながら、坂尾さん、川本さん、村井さんたちとも話ができてよかった。
 夕方近く、知り合いの事務所へ顔を出して、ホテルへ戻る。

6月3~6日
 イスラマバードへ静江さんと。カラチ・カンパニーのホテルに泊まる。しかし午後から夜まで長い停電で、ベッドで横になっていても暑いし大変。電気がついていた斜め向かいのホテルで夕食をする。「1-10ヌードル・スープ」を頼んでから、後になってそれは「ワンタン・ヌードル・スープ」のことだと気がつき、静江さんと大笑い。その1-10すーぷも、チキン・ベジタブルも中華風であっさりしていておいしかった。

6月4日
 夜10時半のPIA便で帰国する静江さんのおごりで、日パの恵子さんを誘って、昼食は韓国料理屋さんへ。冷麺、チジミ他たくさんの韓国メニューは日本で味わえない韓国の家庭料理で美味である。しかし値段もそれ相当するんで、一大決心しないと行けないところだ。
 静江さんはタクシーで空港へ。後で静江さんに日本に電話してきいたら、運転手に「カシミールから来ていて貧乏だから、金を援助してくれ」とせがまれたらしい。おまけに私が成田から宅急便で送るよう頼んだヘナ5キロも出国の時にこれは何だとひっかかり、リュック全部開けられるはめになり、その上、出発が3時間も遅れたというから散々だったようだ。静江さん、ごくろうさま。これに懲りず、また9月に来てね。

6月4日
 朝、郵便局でヘナの小包を送る。ヘロインなどの麻薬物と間違われやすいので、近年は粉のものは(スパイス、紅茶も)送るのが困難になってきている。ヘナも粉なので、郵便局員から「税関で文句つけられても知らないよ」と言われる。その後、イスラマバードのナショナル・ブック・ファウンデーションへ。コンピューター・セクションのショーカット氏はICLCのパキスタン支部代表であり、私のところのキラン・ライブラリーの本選びを手伝ってもらう。
 本で重くなった荷物と共に、ファウジアの家に。ファウジアはドイツ、ミュンヘンで開かれた「世界の子供アート・フェスティバル」に子供共々招かれて、2日前に帰ったばかりだ。アフガニスタンでアンチ・ドラッグの仕事をしていたご主人のティミーもこの日帰ってきて、廊下はスーツケースや荷物でいっぱい。

6月6日
 半地下の客室はイスラマバードにしては涼しいが、これまでの移動の疲れがでたのか、パソコン作業をする気がせず、メールをチェックしただけで、ぐだぐだして過ごす。夕食は恵子さん、吉田さんと餃子屋さんへ。こちらは韓国料理屋よりぐっと安くて、安心して食べられる。ビールも飲んでお腹ぱんぱん。

6月7~8日
 ペシャワールへ戻る。フィダ氏のオフィスにノートパソコンを持っていって、インターネット・カードでEメール作業。藤田さん、ブック・ファウンデーションのムラッド氏に電話。明日のフライトの切符を買いにPIAに行くが、前の日2便とも欠航したので本日はいっぱいだと言われたが、ひょっとして1席ぐらいあるかもと2時間半待つ。しかし席は取れず、ウエイテイングの切符でがまん。

6月9日
 最後の席が運良く空いて、第1便でチトラールへ。ペシャワールからチトラール着くと、全域エアコンという感じで、涼しく空気が澄んでいる。ルンブール行きのジープが見つからないが、ジープをチャーターしても谷に帰りたい。 

小さい文字
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kalasha.blog4.fc2.com/tb.php/39-693923be
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。