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カラーシャの谷・晶子便り

パキスタン北西辺境州の谷に住むカラーシャ族と暮らすわだ晶子の現地報告。

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自然の力はすごい

9月14日
 朝晩は室温が20度を切るようになった。もう夏が終わったのかと思うと少しさみしくなる。
 時間の流れの速さを思うと愕然とするが、周囲の自然の流れ、あるいは自然の力には恐れ入ってしまう。春に戻ってきた時、周りの風景は裸の木々しかなかったのが、その木々は白やピンクの花を咲かせる。そうこうするうちに若葉の中から出てきた実が実る。まず一番は5月末の桑の実だ。「あれ、もう桑の実が実ったの?」と驚いているうちに、アンズが実る。梅のように小さくて堅い実だったりんごもいつの間にかたわわに実っていた。ジャマットの庭のぶどうも日陰の割には今年は粒も大きくみじみじしく実った。クルミも、去年のクルミを大事にしすぎてまだ使い切らないうちに、今年のクルミの収穫がきてしまった。
 たいして手もかけないのに、自らおいしく実をつける木々たちの生命力に感謝!そして乾杯!とワイングラスをかざしたいところだが、今年はワインを仕込めなかった。
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写真:リンゴの収穫をするジャムシェール夫妻

物価高で大変だ!
このところの物価上昇はどうにかならないものか。自分のところでできるぶどうはしれているので、ワインをたくさん必要な家は、ぶどうの産地から大量に買ってワインを仕込む。(私はたくさんは買えないが。)しかし、昨年木箱(50x50x70cm)一箱が1200ルピーだったのが、今年はなんと2500ルピーに跳ね上がっているではないか。その値段だったら、とてもじゃないけれど手が出ない。あきらめざるを得なかった。
 ついでにいうと、小麦が90~100キロで昨年1000ルピーちょっとだったのが、今は2100ルピー。油も1キロ70~85ルピーだったのが今は130~160ルピー。チトラールまでのジープ代片道が40~50ルピーだったのが、今は70~100ルピーに跳ね上がっている。現金収入が少ないカラーシャの人たちはチトラールに用事で出るのも大変だ。(しかし時代と共に町に出る用事は増えるばかりだ。)カラーシャだけでなく、ふつうのパキスタンの庶民の生活は大変だろうと思う。カラーシャはまだ畑や家畜があるからいいけれども、安い給料で大家族を抱えている都会の人々は今まで通りの生活はやっていけないのではないだろうか。パキスタン人民党が政権をとったが、とても人民のための政治をやっているとは思えない。

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写真:豆の収穫時期だというのに、おととしの豆が残っていたので、それを長い時間かかって煮て、大半を2階の作業人のランチに味付けて出し、少し分けた自分用のに黒砂糖を入れてぜんざい風にしました。だんごはコーンスターチと小麦粉を混ぜてゆでました。
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